介護の現場あり得る!? 見て見ぬ振りしてしまう行為。傍観者効果とは?

ごきげんようさん。介護ブロガーのもりです。

もり

このブログは、専門的になり過ぎず幅広い知識や教養を得て、さまざまな問題を解決・ヒントとして活用していくブログです。

今回は、見て見ぬ振りをしてしまう行為についてです。

みなさん、こんなこと思ったことありますか?

満員電車である老人さんが乗車してきましたが席は空いていません。

席を譲ってあげたいけど誰かがしてくれるだろう…。

結局誰も席を譲りませんでした。一度は経験あると思います。

突然ですがクイズです。

ある道で1人の子供が泣いていました。声をかけてもらいやすいのは田舎の道か、人がたくさん歩いている道のどちらだと思いますか?

答えは田舎の道です。

田舎の道はなぜなのか?

人が少数なので言わざるを得ない状況で、逆に多くの人がいればいるほど陥ってしまう思考状態

「誰かがしてくれるだろう..。」

と思い結局誰もしない

これが 傍観者効果 と言います。

「都会の人は冷たい」

という表現をするときもあると思います。これは傍観者効果によって引き起こされるのであって、個人では決して冷たくないのです。

もり

僕自身もありました 😯 仕事が休みの日、ある連絡をしてもらえると思い待っていました。結局連絡はなくて休み明けに出勤して、連絡について聞くと、「連絡なかったの?」と言われ、職員みんな誰かがすると思ったのです。(悲) 

仕事や生活などで誰もが経験したことがあると思います。

今回はこの傍観者効果について、介護の仕事をしている僕が思ったことを記事にしたいと思います。

日常によく見られる傍観者効果

傍観者効果とは

他人に対して援助や助けようと行動する時に、周囲に自分以外に多数の人がいる状態では率先して援助や助けようとする行為が低下する現象のことを言います。

▼傍観者効果の実験の様子です。誰も助けようとはしません。結局最後に助けたのは…。

助けを出したのは大学の教員でした。

  • 多元的無知
  • 責任分散
  • 評価懸念

の3つの事によって傍観者効果が起こります。

傍観者効果の3つを説明していきます。

多元的無知

他の人が行動しない = 周りの空気を読んでしまい、他人が積極的に率先して行動しないことに対して、深刻かつ緊急な状況でないと判断してしまう。

道端で倒れてるけど、みんな気にしていないし、誰かがもう助け呼んだから何もしなくていいよね

倒れていても冗談や何かのパフォーマンスと勘違いして、何も起こさない思考もその一つだと言えます。

責任分散

例えば会議やミーティングなどで難しい言葉や聞いた事ない事などが出てきても誰も質問をせずに、

「理解できていないのは私だけかも…。知らないのばれるの恥ずかしい… 😳 解ったふりしよう :mrgreen:

会議などが終わってから聞くと「知らない」 😯 って経験ありませんか?

周りの考え方に合わそうとして自分の考え方とは違う考え方へ解釈し行動を移すことができない。誰でも経験ありますよね?

さらに発言力のある人が明らかに違ったことを言っても、発言力が強ければみんなが同調していくのも責任分散によるものです。

評価懸念

何かを行動するときに、自分自身が

張り切ってないだろうか?

調子に乗っていないだろうか?

と自分自身の評価を気にしすぎて行動しない・できない思考です。

自分はリーダーになりたいと思っていても名乗り出れない人は、そういった思考になってしまうのかもしれません。

よくニュースで上がる 「学校や組織のいじめ問題」も傍観者効果が関係しています。


傍観者効果と検索すれば、この事例が有名

キティ・ジェノヴィーズ事件

1964年3月13日午前3時15分頃にニューヨーク州で起きた殺人事件です。

キティはいつものように夜間の仕事を終えてアパートへ帰宅し隣接する駐車場に停めました。

車に鍵をかけている時に犯人が近づいてきました。彼女は逃げ出したのですが追いつかれ背中にナイフで数回刺され、深夜の住宅地に悲鳴が響き渡ったのでした。

近くのアパートの住人は気が付き明かりがつきました。何人かが窓を開けて見下ろしたが、あげたのは、そのアパートの向かいの7階の住人だけでした。

犯人はいったんその場から離れ、周辺は普段の静けさに戻りました。襲われた彼女のすすり泣く声が聞こえるだけだった。

この時点で警察に通報した人は誰もいませんでした。

彼女は重傷を負っておりなんとか建物の入り口までたどり着き、朦朧とした意識を取り戻して鍵の掛かったドアを開けようとした時に、離れていた犯人が再び現れて彼女を刺し続けた。

その時にも彼女は叫びました。

再び叫び声が響き渡り、周囲のアパートの明かりがつきました。6階に住んでいる住人が警察に通報しようとしたのですが妻に止められます。

「もう誰かがとっくに通報している。あまり関わらない方がいいわ」

と言い通報しませんでした。

後の調べによると、その時点では誰も通報はしていなかったのです。犯人は彼女から離れます。

彼女はまだ生きていました。なんとか必死にアパートの裏口のドアから入ろうとしたのですが鍵が掛かっており力尽きました。

犯人は再々度彼女の前に現れ彼女を犯しお金を奪い、その場から逃げたのでした。

同じアパートの住人が警察に通報したのが、事件発生後から35分後のことでした。

警察に通報した住人は友人に電話で

「自分はどうしたらいい」

と相談していたのです。友人は重大さに気が付き通報するよう伝え、住人は通報に至るのです。

その3分後、警察が到着し彼女を発見。救急車で病院に運ばれる途中で亡くなりました。

2週間後のニューヨークタイムズ紙は

「38人の目撃者、警察に通報せず」

という記事が掲載されました。タイムズ紙に掲載された時にはすでに犯人は逮捕されていました。

その犯人は、1回目に叫んだ男性に対して

「どうせすぐに窓を閉めて寝ると思った。」

犯人はこの事件の前にも殺人をしておりその経験から、無意識に傍観者効果に気づいていたのでしょう。

この事件をきっかけに傍観者効果がピックアップされる事になりました。

傍観者にならないようにするには

場の空気を読むことも大事ではありますが

ここはもうちょっといいようにしたらいいと思うけど…。言い過ぎないか…。

これはやっておいたほうがいいけど、誰か気がついてやってくれるだろう…。

仕事なんかしてますと傍観者効果的な場面は嫌でもたくさん訪れます。

確かに人に任せてしまえば、仕事的には楽ではあります。

でも「あの人の後になると何もしていない」なんて思われることも多々あると思いますよ。

介護の仕事でも、

「パットやおむつの補充がしていない」

「改善提案したら、張り切っているなんて思われないだろうか」など。

でも克服して喜んでもらえるなら自身の評価や向上心など、後から返ってくる物もあると思えば傍観者効果から抜け出せる思考になると思います。

周囲の傍観者効果を解く

例えば、人が道端で倒れており助けないといけない状況に遭遇したとします。

「誰か救急車を呼んでください!!」では

傍観者効果が働き誰も手助けしてもらえません。

「そこの赤のTシャツを着た男の人!!救急車呼んでください!!メガネのスカートの女性は手伝ってください!!」

名指しで指示すれば、傍観者効果を解かれ手助けしてくれるでしょう。

逆に被害にあいそうな時には

「誰か助けて!!」

ではなく

「あなた助けて!!」

といえば助けてもらえる確率が一気に上がります。

頭の片隅にでも入れておくと、とっさの行動で差が出ますよ 😆 

まとめ

僕も含めて

「見て見ぬ振りをしたり」「やってくれるであろう」という思考は便利です。その反対に行動を起こすのは大変で苦労があり勇気が必要になってきます。

ですが、その時に助かったや頑張っている姿を評価している人もいるのは確かです。

空気の読める人は特に陥る可能性は大きいと思いますが、そこはバランス感覚。

傍観者効果という意味を知れば、傍観者効果な場面が遭遇しても落ち着いて対応できると思います。

最後まで読んでいただき、有難うございました。

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